不思議の国のアリス症候群とは:不思議の国のアリス症候群の原因と特徴

不思議の国のアリス症候群の基礎知識

「不思議の国のアリス」のお話は誰でも知っているでしょう。これは1865年に発刊されたもので、イギリスの数学者チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン氏が、ルイス・キャロルという筆名で書いた児童向けの小説。

 

主人公である幼い少女アリスが、白ウサギを追いかけているうちに不思議の国に迷い込んでしまいます。そこにはしゃべる動物、動くトランプなどのキャラクターが登場し、その世界を冒険するというお話です。

 

「不思議の国のアリス」の一節に、「へんなの、へんなの!あたし、望遠鏡みたいにちぢまっちゃってる。」、「たしかにその通りにアリスは身のたけたったの25センチ。」、とありますが、「不思議の国のアリス症候群」とは、まさにこんな感じの状態になるのです。

 

熱を出した時、非常に疲れを感じている時などに、どうにも表現できないような変な感覚に陥ったことがありませんか?目の前の物が妙に大きく見えたり、逆に小さく見えたりすることがありませんか?実はこうした症状に悩まされている人は案外多いのだそうで、この感覚には病名がついていたということです。

 

「不思議の国のアリス症候群」という名前自体はかわいらしいのですが、その感覚は不思議で厄介なものでもあるのです。「不思議の国のアリス症候群」では、まるで童話の中のアリスが体験したような妙な感覚が現れます。